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Author:おおみちむら
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終の住み家
2008/11/21 Fri 07:00 - category:日常
以前うちの店舗があつた近くのおばあちゃんの話・・・
ウチが貸し店舗で16年間営業していた頃、おばあちゃんも近くのあまり陽もあたらない、奥まったレトロな貸家に住んでいた・・・
ゴミの日の朝、収集場所でよくお会いするので自然と挨拶を交わすようになり、ときおり自家製のナスの辛子ずけを持って来てくれるようになる。
3年まえ我々は、元の店舗の道路沿い大分駅南口の方に500m程いつた所に区画整理で替地をもらい店舗付き住宅を建て、引っ越しをした。
あわただしい引越しの為、挨拶もせず出て行ったのだが、おばあちゃんが朝、ゲートボールに行くのによく新居の前を通るのでまた、お話をするようになる、ふたたび辛子ずけもいただく。
前置きがながくなったがウチの母と同じ92歳である・・・それにしても元気がイイ!ばあちゃん元気がいいねぇ〜と云うと”そりやぁ、独りでおるけん・・・”と笑って答えた。
先日、道端でウチのがバッタリ出くわしたとき、”貸家を出て竹中の老人ホームに入る”と云う寝耳に水のようなお話を聞いた、昔話で旦那さんに病気で先立たれ仕事を辞め大阪から単身、古里である大分に戻られた由、子供はいない、この貸家に住んで26年目になるのだが最近、大家さんが”この土地を売るので明け渡してほしい”と云われ年明け退去するとのこと・・・本人曰く”ここで最期を迎えられると思っていたのに・・・” あとイクバクか分からないような年になり住み慣れた土地を出ていかなければならない境遇を思うに、忍びなく、自分ではどうしようもない無力さを感じた・・・
もし、それが自分だったら・・・と考えずにはいられぬ出来事だった。

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